ゆ〜こさんの風呂散歩

神戸在住の風呂好き女が行く、銭湯めぐりのまとめです。

【大津市】近江湯

滋賀県といえば、琵琶湖しかないという往年の自虐ネタがあるのですが、いやいや!滋賀県こそ隠れた名銭湯が息づく侮れない場所なんです。

いにしえの残り香を求めてこの日やって来たのは・・・

近江神宮駅から徒歩5分ちょっと。

閑静な住宅街のなかに溶け込みながら湯を沸かす銭湯がありました。

f:id:sj141008:20211011105435j:image

「近江湯」さんです。

f:id:sj141008:20210930164105j:image

これまた、なんつう年代物の湯暖簾を引っ提げてるんだ・・!1998年のもの。パステルカラーで爽やかな印象ですが、冬暖簾です。

f:id:sj141008:20210930164820j:image

屋根の上には・・風神象?

分からないが、何かがいる。

f:id:sj141008:20210930164201j:image

煙突。住宅の狭間にひっそりと。

f:id:sj141008:20211011105357j:image

f:id:sj141008:20210930164249j:image

では参りましょうか!

f:id:sj141008:20210930164324j:image

コンパクトな玄関。引き戸です。

f:id:sj141008:20210930164407j:image

下駄箱。これまたコンパクト。

f:id:sj141008:20210930164445j:image

KING錠。

引き戸を開けるとミニ脱衣所がこんにちは。

まだお若い奥様が番台に座られていました。

ロッカーは木製で、扉に生ガラスが嵌め込まれています。そして赤文字でアラビア数字がふられていました。間口はそれほど大きくないのですが奥に広い構造。そして錠は下駄箱と同様こちらもKING錠。レトロで可愛いロッカーです♪

男女の境には大きな鏡。そして番台の真横にも大きな鏡。脱衣所が広く感じる。

床には京都で使われていそうな四角い柳行李が一つだけ転がっていました。

さてさて、浴室へ。

浴槽は3つ。いずれも大人二人が入ったらいっぱいになってしまうくらいのサイズ。

1つの浴槽は41度、2つは42度。うちの1つがジェット風呂でした。

カランや床など、全体的にちょっと年季が入っている。京都と同じ文化があるのだろうか、床にベタ座りで身体を洗うご婦人を見かけた。

41度の浴槽はすでに先客が寛いでおられたので、お隣の42度の浴槽へ。

残暑でクタクタになった身体に心地いい。42って本当、絶妙な温度。

昼間に、知らない土地で、風呂に入る。

ちょっと酔狂じみているよなぁ。でも、これがいいんだよなぁ。額に汗を浮かべながら、行きしなにチラリと見えた、日に照らされてキラキラ光る琵琶湖の景色を思い出していました。

f:id:sj141008:20211011105316j:image

f:id:sj141008:20211011105504p:image

f:id:sj141008:20211011105314j:image

さてさて、滋賀風呂巡りはまだまだ続きますよ!湯上がりの余韻を楽しみつつ、次の目的地へ向かいます。

近江湯さん、ありがとうございました!

------------------------------

近江湯

滋賀県大津市錦織3-12-23

営業時間 15時半〜22時

定休日 火曜

【神戸市】高丸温泉

山陽電車が好きで、多少高くても、遠回りになっても、なるべく交通手段は山陽電車を使うようにしている。

と母に言うと「それお父さんと一緒やで。」と言われました。これが・・・親子の血というものなのか・・・。

そんな大好きな山陽電車を使って降り立ったのは滝の茶屋駅

f:id:sj141008:20210724191324j:image

海が望める駅です。

なんともロマンチックな駅から徒歩10分。

かつてニュータウンだった静かな住宅街に、1日に3時間だけ営業をしている風呂屋があります。

f:id:sj141008:20210724190908j:image

「高丸温泉」さんです。

創業は1957年。いかにも町のお風呂屋さんという風貌。西陽に照らされて素敵です。

f:id:sj141008:20210724191840j:image

風呂屋に入ろうとしていたおばあちゃんが、私が建物の写真を撮っていることに気がついてピタリと立ち止まりました。そして・・・

捲し上げられた暖簾を杖でヨイショヨイショと元に戻そうとしてくれている・・・!

おばあちゃんっ・・・(感涙)

急いで私もかけて行って、一緒に暖簾を引っ張りました。

「どうせ撮るんやったら綺麗にしとったほうがええもんねぇ。」

ありがとう、おばあちゃん。お陰様で綺麗な写真撮れましたよ・・!

風呂に入る前からほっこりしてしまった。

f:id:sj141008:20210724192757j:image
f:id:sj141008:20210724192801j:image
f:id:sj141008:20210724192754j:image

建物裏。ゴゴゴと湯を沸かす音が響きます。

f:id:sj141008:20210724193104j:image

営業時間は16時から19時までの3時間営業。

f:id:sj141008:20210724193100j:image

では、参りましょう!

f:id:sj141008:20210724193347j:image
f:id:sj141008:20210724193337j:image

コインランドリーも渋い〜!
f:id:sj141008:20210724193342j:image

ツバメの巣。すでに巣立ったあとです。

f:id:sj141008:20210724193522j:image

f:id:sj141008:20210724193539j:image

広い玄関。番台の裏側部分に美人画のタイル絵。

f:id:sj141008:20210724193733j:image
f:id:sj141008:20210724193737j:image

格天井。綺麗ですねぇ。

f:id:sj141008:20210724193906j:image

下駄箱。
f:id:sj141008:20210724193910j:image

鶴亀錠。
f:id:sj141008:20210724193917j:image
f:id:sj141008:20210724193914j:image

f:id:sj141008:20210724193741j:image

玄関の扉をくぐると番台と、この風呂屋の主人であるマダムがニッコリと出迎えてくれます。

天井を見上げると、玄関と同様に格天井。小さな窓には柄の入ったすりガラス。そして男女の境にはレトロな広告入りの大きな鏡。

ご主人が亡くなられた後も、奥様が一人で切り盛りをされています。なので営業時間も身体に無理がないよう限られた時間だけ。

神戸に残る、貴重な純銭湯です。

浴室はというと、まず目に入るのが壁一面のタイル絵と岩。そして岩の間から流れ出るお湯。

くぅう〜っ!たまらんですな。

身体を洗って早速湯船にチャポン♨︎

迫力満点の渓谷のタイル絵を眺めます。

このタイル絵と岩の装飾、繋がっているように見える。まるで絵の渓谷から飛び出したかのように岩を配置して、お湯が流れている。

そう思いながら浸かると、なお気持ちが良い。

そういえば、玄関のタイルも滝を眺める美人の姿絵だった。なんだか物語がある風呂屋だなぁ。

f:id:sj141008:20210724195132j:image
f:id:sj141008:20210724195137j:image

f:id:sj141008:20210726200516j:image

夏暖簾を見て、そろそろ衣替えしないとと思った。サヨナラ残暑、また来年。

高丸湯さん、ありがとうございました!
f:id:sj141008:20210724195127j:image

----------------------------

高丸湯

〒655-0885

神戸市垂水区泉が丘4-4-36

営業時間 16時〜19時

定休日 月 水 金

【神戸市】宮本温泉

部屋に2日連続でゴキが出た。

まだ引っ越して2ヶ月ちょっとなのに。

前の部屋では一回も出なかったのに。

「これで大丈夫!」とありったけのゴキ対策グッズを買ってきた夫。

ゴイゴイスー!」と言いながらあちこちにスプレーかけてました。本当に大丈夫かな・・。

ちょっとでもご機嫌になりたくて、この日やって来たのは灘駅から徒歩7分ほど。

f:id:sj141008:20210503200015j:image

f:id:sj141008:20210503195950j:image

「宮本温泉」さんです。

目の前は小学校。通学路に風呂屋があるって、なんかイイなぁ。一見、ミニ銭湯風ですが中は結構広いです。
f:id:sj141008:20210503200011j:image
f:id:sj141008:20210503195940j:image

2021年の牛乳石鹸のれん。

個人的に好きです、留紺に白字の力強い「ゆ」が湯心を誘います。
f:id:sj141008:20210503200003j:image

ネオンの屋号看板。明るい時間の訪問のため残念ながらライトアップの写真はなしです・・。

f:id:sj141008:20210503200209j:image

煙突。
f:id:sj141008:20210503200020j:image

では、参ります。
f:id:sj141008:20210503195937j:image

玄関。スヌーピー は十年以上はここに座ってると思われます 笑
f:id:sj141008:20210503195953j:image
f:id:sj141008:20210503200107j:image

おしどり錠。

f:id:sj141008:20210503195929j:image
f:id:sj141008:20210503195933j:image

ひょっこり。

玄関のドアを開くと番台と物腰の柔らかいお母様がお出迎え。

脱衣所はというと、結構独特な空間です。宗教関連の絵などの作品や仏具、本などが目につきます。仏様が柔らかな笑みを浮かべながら脱衣所を見下ろしている。

さてさて、ではでは浴室へ!

浴室は空間の真ん中にドン、と大きな浴槽が一つ。そして奥の壁は一面アルプスのモザイクタイル絵。そして片側の壁にカラン。

カランはなかなかの古さを感じますが、なぁに、銭湯好きとしてはちょいと鄙びてるぐらいのほうが、かえって萌えるわい。(萌え って、もう死語だろうか)

身体を洗って浴槽へ。熱過ぎず入りやすい湯加減です。大きな湯船は気持ち良い。さらに目の前には巨大なモザイクタイル絵。

あぁ、風呂だ。これぞ風呂屋の風呂だ!

アルプス風景のモザイクタイル絵というのは風呂屋における十八番だと思う。

ペンキ絵といえば富士山。

そして、モザイクタイル絵といえばアルプス。

開放的な風呂には、開放的な絵がよく似合う。

ヨーロッパにもゴキって出るのかな・・。

あぁ、いかんいかん。美しいタイル絵を眺めながらヤツのことを考えるのはやめよう。

f:id:sj141008:20210503195945j:image
f:id:sj141008:20210503200007j:image
f:id:sj141008:20210503195957j:image

さて、帰って晩御飯作るか!

宮本温泉さん、ありがとうございました!

 

 

【神戸市】戎湯(風呂跡)

記憶とういのは、頭のどこかには必ず残っていて、無くなることはないらしい。

ただ、その記憶に辿り着けるか否かの問題というだけで。

f:id:sj141008:20210723060735j:image

昨年からずっと休業状態だった戎湯さんが今年の3月に閉業されました。

上の写真は、休業前に訪れた時に撮影したものです。ブログを始める前は全く写真などを撮らなかった私が、何故かこの一枚だけは残していました。

これが最後の訪問になると予感して・・・というわけではなく。純粋に、美しい風呂屋だなと思ったから撮ったものです。

休業に入ったのはその直後。

ちょうど神戸の銭湯で行われていた「神戸オフンロ巡り2」が終わって間もなくのことでした。

休業が一ヶ月、二ヶ月、そして半年と続くにつれ嫌な予感が募り、どうかこの予感が外れてくれと祈りながら、今年の初めに休業中の戎湯さんを訪れました。

f:id:sj141008:20210723075558j:image

苅藻駅から徒歩10分ほど。

下町情緒を残す住宅街の中に、シンプルながらも目を引く風呂屋

f:id:sj141008:20210723075307j:image

「戎湯」さんです。

白い壁にぐるりと囲むように施されたレンガ。

そして壁に溶け込むような、淡い色合いの屋号看板。渋いながらも優しい趣きが漂っています。

f:id:sj141008:20210723080414j:image

f:id:sj141008:20210723080655j:image

アルミの引き戸越しに、湯のれんがかかっています。この湯のれんがもう一度、表で揺れているところを見たかったです。

f:id:sj141008:20210723080309j:image

建物の側面部分。こちらにもレンガが施されています。表のレンガに比べると年季が入っているようにも見受けられます。
f:id:sj141008:20210723080302j:image
f:id:sj141008:20210723080305j:image

煙突。

f:id:sj141008:20210723081202j:image
f:id:sj141008:20210723081206j:image

建物の裏側は、表側とはまた違った表情を見ることができます。

f:id:sj141008:20210723134012j:image

私が戎湯さんを訪れたのはたったの二回だけ。

突然の臨時休業、からの閉業だったため、最後の訪問が叶いませんでした。

記録がなく、もう記憶の中でしか戎湯さんに出会うことができません。

f:id:sj141008:20210723134716j:image

湯のれんの先にはえびす様のタイル絵がお出迎えしてくれたこと。テレビのない静かな脱衣所。ゆったりと時を刻んだ振り子時計。戎湯さんについて書かれた新聞記事を大事に飾っていたこと。そして薪で沸いたお風呂。

その全てが、決して華やかではないけれど心安らぐものでした。

f:id:sj141008:20210723160252j:image

記憶は無くならない。

本来あるはずの記憶の、ほんの一部しか辿り着くことができないとしても。

ここに来て、安らいで、ホッとした。

また行きたかった。

この気持ちも、決して無くならない。

戎湯さん、ありがとうございました。

 

【神戸市】笠松湯

阿部一二三選手と阿部詩選手が同日金メダルの快挙!もう勝った瞬間声出ちゃいました。

しかもお二人の出身が神戸の和田岬。同郷の選手の活躍はなおさら嬉しい。

「こりゃ、今週はあの風呂屋で決まりやね。」

そう思ってやって来ました。

和田岬駅から徒歩5分ほど。

なんともノスタルジックな商店街の中を歩くと現れるのが・・・

f:id:sj141008:20210728172050j:image

笠松湯」さんです。

f:id:sj141008:20210728165237j:image

屋号看板にそそられる。

f:id:sj141008:20210728165241j:image

優しい色合いの外観です。

f:id:sj141008:20210728190515j:image
f:id:sj141008:20210728190512j:image

煙突。渋いぜ。

f:id:sj141008:20210728190428j:image
f:id:sj141008:20210728190425j:image

コインランドリーの場所も渋いぜ。

f:id:sj141008:20210728190726j:image

あ、ニャンコ。窓から鳩を見つめてました。

f:id:sj141008:20210728190640j:image
f:id:sj141008:20210728190644j:image

ではでは、お邪魔します!

f:id:sj141008:20210728190921j:image
f:id:sj141008:20210728190924j:image

下駄箱。
f:id:sj141008:20210728190917j:image
f:id:sj141008:20210728190914j:image

鶴亀錠です。
f:id:sj141008:20210728190927j:image

f:id:sj141008:20210728191735j:image

オフンロ巡り2のポスターで隠れているので分かりづらいですが、番台裏はアーガイル柄のタイルが施されています。綺麗だなー。

玄関のドアを開くと番台、そしてこれまたノスタルジックな脱衣所がお出迎え。

テレビはなく、静寂な空間。男女の境には木枠の鏡が設置されていて、その上には立派な神棚が飾られています。

まさしくこれぞ正統派銭湯。おそらく神戸に現在する銭湯の中で一番渋いのはここじゃないかと思う。神戸に残る、貴重な空間です。

さて浴室はというと、真ん中に大きな長方形の湯船がドンと一つ。そして天井の梁にはアルプスの風景を描いたモザイクタイル絵。

壁ではなく梁に描かれているため、男女の境で絵が途切れることがなくその全容を拝むことができます。ちなみに壁には、タイルで蔓草模様が描かれています。こちらもレトロで素敵です。

あと、もう一つ特筆するべき点が床。

目に見て分かるほどに傾斜がついてます。

従って、カランも奥に行くほど低く、手前に行くほど高くなっています。

どこの銭湯も水捌けのため多少の傾斜はあるものの、ここまでハッキリ高低差があるのは珍しいのではと思う。

では身体を洗って早速湯船へ。ちょうどいい温度。大きいお風呂はやっぱりいいなぁ。

日差しがたっぷり降り注ぐ湯船。気持ちいいです。アルプスのタイル絵を拝みながら、夢心地になりました。これぞ真夏の夢。

f:id:sj141008:20210807122711j:image

湯上がりに瓶ラムネを買いました。

瓶のラムネ、ひっさしぶりだなぁ。

「美味しい?」と番台のマダム。

「美味しいです!」と私。

これがもしかしたら、今年唯一の夏らしい思い出かもなぁと思いながら飲み干しました。

f:id:sj141008:20210807182425j:image

f:id:sj141008:20210807123056j:image

日本の夏には風情がある。

夏の風情と風呂の情緒は、妙にしっくりくる。

笠松湯さん、ありがとうございました!

 

--------------------------

笠松

〒652-0864 神戸市兵庫区笠松通6-3-6

営業時間 15時半〜20時半

定休日 火曜

【姫路市】明和温泉

完全に見誤ったな、と思いながら炎天下のなかペタペタ歩き続けました。

徒歩37分を甘く見ていた。この時期に無茶しちゃいけません。

汗だくだくのフラフラでこの日やって来たのは・・・

f:id:sj141008:20210720132123j:image

f:id:sj141008:20210720132150j:image

「明和温泉」さんです。

姫路駅から徒歩37分。

京口駅からだと徒歩15分(ただし便が少なめ)

f:id:sj141008:20210720151730j:image

夏の空にも負けないこの真っ青な外壁!

そしてデカデカと書かれたゆの文字!!

たとえ湯のれんが捲し上げられていても、ここが銭湯だということは一目瞭然。

見た目のインパクトが強烈の風呂屋です。

f:id:sj141008:20210720132725j:image

煤けた煙突がひょっこりと顔を出しています。

ちょっと裏側へ回ってみましょう。

f:id:sj141008:20210720132837j:image
f:id:sj141008:20210720132841j:image
f:id:sj141008:20210720132844j:image

こちら建物裏。周りに大きな建物がなく、また角地の風呂屋なのでどの角度からでも煙突を拝むことができます。

f:id:sj141008:20210720152047j:image
f:id:sj141008:20210720152050j:image

f:id:sj141008:20210720152158j:image
f:id:sj141008:20210720152202j:image

暑い&歩き疲れたので早速参りましょう。

f:id:sj141008:20210720152304j:image
f:id:sj141008:20210720152258j:image
f:id:sj141008:20210720152301j:image

玄関。コンパクトです。

f:id:sj141008:20210720164703j:image
f:id:sj141008:20210720164659j:image

おしどり錠。

f:id:sj141008:20210720164757j:image
f:id:sj141008:20210720164753j:image

玄関をくぐると番台がお出迎え。

番台からは女性側の脱衣所が完全に見えないように仕切られていました。

そして、涼しい・・・。

夏場の脱衣所はひぃんやりしていて本当に気持ちいい。思わず夏を感じる。

ちょいと一休みして、浴室へ。

向かって左の壁にカラン。右に浴槽という造り。さて汗を洗い流すぞと頭からシャワーを浴びます。うおっ、かなかなの熱さ。

熱さでやられた体に熱いシャワー。これだけでのぼせてしまいそう。

体を洗って、熱さに耐えられなくなったので早速水風呂へ。

うおっ、うおっ、うおっ、・・・ふぃ〜。

肩まで冷たい水風呂に浸かって、シャキッとしました。なんだろうこの清々しさ。肺まで冷たくなる不思議な感覚。家の風呂ではまず体感できないこの喜び。

水風呂で体を整えたので、湯船へ。

お、てっきり熱湯かと思いきや入りやすい温度です。ぐーっと足を伸ばし深呼吸。あぁ、よく歩いた・・・。やっぱり湯は癒される。

夏の暑さでやられた心身を温かい湯で癒す。

矛盾?いえいえ。

心を癒やしてくれるのは、やっぱり冷たいものより温かいものです。

f:id:sj141008:20210724162937j:image
f:id:sj141008:20210724162941j:image

夏風呂を存分に堪能しました。

さて、また汗だくになりながら帰るぞ!

矛盾?いえいえ。

それも含め夏の風呂散歩の醍醐味です。

明和温泉さん、ありがとうございました!

 

-------------------------

明和温泉

兵庫県姫路市野里中町6-43

営業時間 15時半〜22時

定休日 なし

【神戸市】たちばな湯

風呂と全く関係のない話で恐縮なのですが、先日結婚をしました。

f:id:sj141008:20210719174630j:image

新生活の準備やら引っ越しやらでバタバタしていて、全然風呂に行けていなかった。ブログからも離れてしまっていました。

ようやく落ち着いたので、ぼちぼち風呂散歩を再開しようと思います!

そんな久々な風呂散歩なのですが、非常に残念なお知らせが舞い込んできました。

たちばな湯さん廃業のお知らせ。

6月いっぱいまでの営業とのこと。

このところ、神戸銭湯の廃業のお知らせが相次いでいて、とても悲しい。

梅雨の晴れ時を見計らって・・・最後のたちばな湯さんに会いに行ってきました。

大倉山駅から徒歩10分ほど。

なだらかな坂の途中にあるのが・・・

f:id:sj141008:20210621084027p:image

f:id:sj141008:20210621084107j:image

「たちばな湯」さんです。

f:id:sj141008:20210621084154j:image

昔ながらな雰囲気漂う外観が特徴のお風呂屋さん。創業は1955年。

f:id:sj141008:20210719170518j:image

暖簾上のライトも、可愛いでしょ♪

f:id:sj141008:20210621084158j:image

f:id:sj141008:20210719165754j:image

煙突。

f:id:sj141008:20210719165911j:image

では参りましょう!

f:id:sj141008:20210719170021j:image

玄関。暖簾をくぐると外の喧騒から隔離されます。床もドアも壁も木材が使用されていて、さらにこの薄暗さがどこか懐かしくて、優しくて、沁みます。
f:id:sj141008:20210719170024j:image

f:id:sj141008:20210719170350j:image

おしどり錠。年季入ってます。

f:id:sj141008:20210719170634j:image

f:id:sj141008:20210719173930j:image
f:id:sj141008:20210719173934j:image

玄関のドアをくぐるとフロントがお出迎え。

もちろん内装もフロントも木材仕様。

木の香りがいっぱいに漂います。

照明は暖色系の灯りで、この哀愁が風呂ファンの心をガッチリ掴んでいます。

フロントでお金を支払って、脱衣所へ。

脱衣所はコンパクトめの造り。

天井は格天井で、これにもやはり風呂ファンの心をガッチリ。

ちなみに、浴室はめちゃくちゃピカピカ。

カランも数年前に入れ替えたばかりなので新しいです。

銭湯としての使いやすさ、そして昔ながらの雰囲気を味わえるバランスの取れた風呂屋なのです。(廃業してしまうのが本当に惜しい)

浴槽は男女の境の壁に横並びで設置。

薬湯と泡風呂と電気風呂と普通の浴槽。

身体を洗って、浴槽へ。

なんだかんだで、私はやっぱり普通の浴槽でゆっくり温まるのが一番好きです。

しばしのほほんとしていると、常連のおばあちゃんが声をかけてくだった。

 

「おねーちゃん、この辺の人?」

私「いえ、電車で来ました。廃業されると聞いたので・・。」

「せやで、6月いっぱいで終わりみたいやな。おばちゃんな、家に風呂ないのに。これからどこで風呂入ればええんやろ。」

おねーちゃん家の風呂入れてーなと笑いながら言われました(笑)

「おねーちゃん、家族と住んでるん?」

私「いえ、一人暮らしです。」

と答えた時、ふと気が付いた。この日は独身最後の週末だったと。

独り身最後の週末は風呂に浸かりけり・・・相変わらずな過ごし方に少しニヤッとしてしまった。

「一人暮らし、気をつけなアカンよ!最近物騒な事件多いからね!!おばちゃんはクソバッバァやから大丈夫やけど!!!」

そんなことないですと言いながら和やかな時間を過ごす。そうそう、風呂ってこういう場所なんだよな。

「ほなね、またね!」

とおばあちゃんは浴室を後にしました。

この風呂屋はなくなる。お互い、きっとまた会うことはない。そう分かっていても

「また!」と返してしまう。

一人になった浴槽で、切なさを胸に最後のたちばな湯の湯を堪能しました。

f:id:sj141008:20210719173857j:image
f:id:sj141008:20210719173950j:image

f:id:sj141008:20210719174034j:image
f:id:sj141008:20210719175030j:image

たちばな湯さんは、風呂に目覚めた大学時代から社会人になってからも、何度も訪れた風呂屋でした。

訪れる度に、幸せな、温かい気持ちになれた。

訪れる度に、またねと心の中で呟いた。

これが、最後のまたね。

たちばな湯さん、ありがとうございました。

f:id:sj141008:20210719173854j:image

------------------------

兵庫県神戸市兵庫区荒田町1-2-25

たちばな湯

 

 

 

 

 

【京都市】錦湯

そういえば、ずっと行きたい行きたいと思っていたのに、いつも後回しにしていた風呂屋が京都にあったな。

そろそろあそこに行きたいな。もう行かんとな。うん、行こう!そうだ京都行こう!!

そんなこんなで京都の風呂を巡っていたわけですが、この日訪れた最後の風呂は・・・

f:id:sj141008:20210317222718j:image
f:id:sj141008:20210317222710j:image

「錦湯」さんです。

美と迫力を兼ね揃えたこの圧倒的存在!!

I am NISHIKIYU って感じ!!

創業は昭和二年。京都らしい町屋造りのお風呂屋さん。

こんなにも簾が映える風呂屋が他にありますか。もう、外観を眺めているだけでも充分に価値があります。幸せです。

f:id:sj141008:20210318142801j:image

タイル使いが美しい京風呂。木枠の建具との相性も抜群ですね。シンプルな湯のれんは錦湯さん専用のもの。デザインと色合いに品があって、建物によく合っています。

f:id:sj141008:20210319175122j:image

f:id:sj141008:20210319175413j:image

では、お邪魔します!

f:id:sj141008:20210418175543j:image

f:id:sj141008:20210424082334j:image

f:id:sj141008:20210410191959j:image

木製の引き戸を開けるとたたきの玄関がお出迎え。すぐ横には年代物の番台と下駄箱。外観だけでなく、内観も美しい木造建築美が広がっています。使い込まれた木製ロッカーの上にズラリと並べられた柳行李は圧巻です。もはや文化財レベル。この光景を見るために京都まで来たんだよ、あたしは・・。

マニアにとっては尊過ぎるこの空間が、常連さんによっては日常の一部に過ぎないという。

物も建物も、大事に使い継がれたものには生が宿っていると思う。そんな生に溢れた空間に心が震えてしまう。感動したということです。

 

浴室はというとカランにゆったりとスペースがあって、奥の壁に浴槽が設置されています。

この日三湯目にして、カランの前にべったりと座りながら身体を洗うご婦人を発見!

おお、これぞ京都式。京都の古い銭湯で見られるこのスタイル。こういう地域ならではの光景、時代が変わっても残り続けてほしいと切に願います。

ご婦人に習って私もベタ座りで。身体を洗って、さぁいよいよ入浴だ!という時に、ふと壁に貼ってあるテープに目がいきました。テープにはこんな文字が。

 

Go to Heaven

 

・・・なんだ、コレ。

よく見ると、壁のあちこちに同様のテープがペタペタと貼ってある。

Go to Heaven

Go to Heaven

Go to Heaven

いざ、天国へ。って感じか?

不思議な気持ちになりながら浴槽へ。

ふぃ〜アツアツだ〜♪極楽極楽・・・。

いやいや、天国天国・・・♪

ふとヴィーナスの湯口を見ると、何やら目と額にキラリと光る石のようなものが嵌め込まれている。普段であればなぜ・・とツッコんでしまいそうですが、ここは天国。アツアツの湯煙の向こうで、ナマステ〜と笑うヴィーナスの声が聞こえてきても、受け入れられる・・。

f:id:sj141008:20210410192004j:image
f:id:sj141008:20210410192012j:image

しばし、夢を見ていた気がする。

湯上がりにライトアップした外観を見たかったのに、めちゃくちゃ明るい。季節が変わったのですね。次は夜にお邪魔しよっと!

錦湯さん、ありがとうございました!

----------------------

錦湯

京都市中京区八百屋町535

営業時間 16時〜23時半

定休日 月曜

f:id:sj141008:20210424191812j:image

 

 

【京都市】錦生湯

f:id:sj141008:20210327072132j:image

見知らぬ土地で、不意に風呂屋の煙突を見かけるとキューンとして、嬉しくなってしまう。

ましてやそれが一人でいる時なら、居ても立っても居られなくなるわけでして。f:id:sj141008:20210327072128j:image

こんな建物裏を見てしまうと、そりゃもう正面玄関も見ないわけにはいかないもんでして。

f:id:sj141008:20210327072315j:image

静かな通りを進むと現れたのが・・・

f:id:sj141008:20210327072756j:image
f:id:sj141008:20210327072752j:image

「錦生湯」さんです!

ラッキー、開いてる!!と思わずガッツポーズ。建ち並ぶ住宅の中にすんなりと溶け込んでいるこのミニ銭湯感が堪らん。

f:id:sj141008:20210327073019j:image

f:id:sj141008:20210327073448j:image

これから抹茶スイーツでも楽しもうと思っていたのですが・・・出会ったからには仕方ない。

予定を急遽変更で錦生湯さん、お邪魔します!

f:id:sj141008:20210327080921j:image

暖簾の先に現れたのは障子張りの引き戸が特徴の玄関。素朴で全体的にスッキリとした印象。f:id:sj141008:20210327074451j:image
f:id:sj141008:20210327073812j:image

キングの錠。

f:id:sj141008:20210327074543j:image

f:id:sj141008:20210327074446j:image

障子扉の先には番台の脱衣場がお出迎え。

番台の先には金ピカの招き猫と大入額。

浴室扉の頭上に吊るされたチューリップ型の照明がレトロで可愛い。

桶と風呂椅子は脱衣場にあるので、忘れずにしっかりと持って浴室へ。

向かって右側はカラン、左側の壁に浴槽。

薬湯の香りが湯気と一緒にホワホワと漂っています。

身体を洗って浴槽へ。先ほど劇的に熱い風呂に出会ったばかりなので、おそるおそる・・・あ、大丈夫だ。

警戒心が解けたら一気に脱力モード。春の京都で風呂巡り、贅沢です。この日は二湯目でこの後も別の風呂屋に行く予定だったので少しだけ温まって出ました。名残惜しいですが、次の京都へ風呂巡りの時にでも訪れようと思います!

f:id:sj141008:20210327080520j:image
f:id:sj141008:20210328184330j:image

素朴でこじんまりとした、魅力満点の風呂屋でした。錦生湯さん、ありがとうございました!

------------------------------

錦生湯

京都市中京区壬生坊城町8の20

営業時間 15時〜24時

定休日 日曜

 

【京都市】島原温泉

京都の島原は江戸時代には花街として大いに栄え、それはそれは華やかな世界が広がっていたという。

f:id:sj141008:20210317184509j:image

こちら、島原花街の入り口だった島原大門。

150年以上も前の建造物が日常風景の中に溶け込んでいるところに感動してしまう。さすが京都。

f:id:sj141008:20210317184551j:image

そんな、かつて大人の盛り場だったこの場所にこれまた日常の一部として存在し続ける風呂屋があります。

f:id:sj141008:20210317215730j:image
f:id:sj141008:20210317184715j:image
f:id:sj141008:20210317184816j:image

島原温泉」さんです。

京都では入り口に男女の湯のれんが二枚かかっている場合が多いのですが、島原温泉さんは男女共用のものが一枚です。

f:id:sj141008:20210317185657j:image

ラジューム。ラジウムのことですね!

もともとは千鳥湯という屋号だったもよう。

サウナの文字に比べて島原温泉の文字部分が新しい感じがします。

f:id:sj141008:20210317185834j:image

こちらは煙突。大門をくぐるとすぐに見えてきます。

f:id:sj141008:20210317190032j:image

ではでは、ゆるりと参りましょう!

f:id:sj141008:20210317190137j:image

玄関。ここで男女に別れます。
f:id:sj141008:20210317190156j:image
f:id:sj141008:20210317190151j:image

鶴亀錠。

女性側のドアは自動ドアになっていて、ヒュンッと開きます 笑 

颯爽と開かれたドアの先には、コンパクトめの脱衣所がお出迎え。番台の上には神棚。そしてその先には大きな招き猫。やはり京都風呂といえば招き猫です。千鳥湯時代の祝い額も飾られていました。

壁にはズラリと柳行李のカゴが立て掛けられていて、好きなカゴをとって衣類などを収納します。

そしてカゴごとロッカーに押し込み、鍵をカシャン!あ〜!京都来たって感じする〜!!

浴室の扉を開けるとまず目に飛び込むのが

「ラヂウム温泉」と赤い文字で書かれた壁と岩風呂。よーく見ると、岩のところに小さな観音像が。男女の壁の間には灯篭もはめ込まれており、なんともご利益ありげな雰囲気が漂っています。

オモロイ浴室やなーと思いながら身体を洗い、浴槽へ。深風呂へと片足をつけたその瞬間だった。

 

ア・・・アツイ・・・

 

え、なんだこの熱さ。

今まで色んな風呂に行き、色んな熱湯にも出会ってきたが、そんなものとは比にならないくらい、規格外に熱い。とにかく熱すぎて、片足をつけたまま硬直してしまった。

この浴槽は、普段からこんなに熱いのだろうか。私は静かに片足を浴槽から出し、隣の浅風呂に移動した。片足だけでギブアップしたのは初めてだ・・・。

浅風呂はほどよい熱さでした。ようやく一息。

ザブザブザブと湯が溢れる音を聞きながら、いにしえに想いを馳せます。

島原が花街として栄えたのは江戸時代から明治時代にかけてのこと。日本で最初の公認花街であり、当時は格式高い遊宴の街だったという。

ところが立地の悪さが影響し、祇園の繁栄と共に衰退の途を辿り、いつしか住宅街と化しました。

この風呂屋は、島原が華やかだった頃を知らない。この場所に風呂屋があること自体、島原が格式高い花街ではなく一般市民の生活の場所に取って代わったという証明なのかもしれない。

f:id:sj141008:20210317210958j:image

f:id:sj141008:20210317210750j:image

時代は変わったのか。それとも代わったのか。

いにしえのロマンに浸れる風呂屋でした。

島原温泉さん、ありがとうございました!

-------------------------

島原温泉

京都府京都市下京区西新屋敷中堂寺町69

営業時間 14時半〜24時半

定休日 金曜

 

ちなみに・・・『島原』というのはあくまでも呼び名であり、正式な地域名を『西新屋敷』といいます。しかしながら島原の名のほうが浸透しており、タクシーでも「島原まで!」とお願いした方が伝わる確率が高いとのこと。

島原散策も非常に面白かったです!

f:id:sj141008:20210317213014j:image

 

【尼崎市】栄町温泉

久々の初訪問風呂です。

まだ見ぬ風呂屋にワクワクしながら杭瀬駅から歩くこと10分ほど・・・

f:id:sj141008:20210210193911j:image

お!
f:id:sj141008:20210210193916p:image

おお!
f:id:sj141008:20210210193907j:image

おぉおおお!!
f:id:sj141008:20210210193925p:image

しっっぶい建物と煙突を発見。

こちらは今回の目的地の建物裏です。

f:id:sj141008:20210210194426j:image
f:id:sj141008:20210210194430j:image 夕焼けに錆びたトタン壁。もう裏側だけで完全にノックアウトです〜。トキメキを胸に正面玄関へ。

f:id:sj141008:20210210194737j:image

栄町商店街のアーケードをくぐると現れるのが・・・

f:id:sj141008:20210210194919j:image

f:id:sj141008:20210210195904j:image
f:id:sj141008:20210210194923j:image

「栄町温泉」さんです。

屋号看板もなく、一見シンプルな外観。

しかしながら、よく観察してみると壁と足元には素朴ながらも素敵なタイルで装飾されています。

f:id:sj141008:20210210195007j:image

湯のれんの上に吊られた特徴的なランプ。三兄弟みたいで愛らしい。

f:id:sj141008:20210210195609j:image

ではでは、さっそくゴーゴー!

f:id:sj141008:20210210195938j:image

お〜広い。すごく広い。玄関天井も高い!

f:id:sj141008:20210210200057j:image
f:id:sj141008:20210210200053j:image

下駄箱。

f:id:sj141008:20210210200157j:image
f:id:sj141008:20210210200207j:image
f:id:sj141008:20210210200202j:image

ようやく屋号がお目見え。

脱衣所は番台式。そして玄関と同様に非常に広々。壁には栄町温泉さんを紹介した新聞の記事が一枚ぺたり。内容は人間洗濯機についてのもの。

栄町温泉さんには人間洗濯機があります。この浴槽を目当てに訪れる銭湯ファンも多いのではないでしょうか。

ちなみに、私はこの「人間洗濯機」というネーミングが堪らなく好きです。

単純明快、かつ妙に好奇心をそそる不思議な響き。いかにも昭和!て感じがして、なんかイイ。

そんな栄町温泉さんの人間洗濯機はというと、緑のタイルで装飾された楕円形の浴槽でボタンを押すと5分間お湯が5分間グルグルと渦を巻くというもの。

宝湯さんの人間洗濯機に比べるとかなり流れの強さを感じました。踏ん張ってもあれよあれよと流されてしまう。

キッチリ5分間流され続け、主浴槽へ。

今度はゆったり浸かるぞーと思っていたのに、汗がダラダラ。すっかり血の巡りが良くなっていました。

f:id:sj141008:20210211153600j:image
f:id:sj141008:20210211153611j:image
f:id:sj141008:20210211153619j:image
f:id:sj141008:20210211153615j:image

どこか未来的で、だけども古めかしい。

そんな昭和遺産に出会える風呂屋でした。

栄町温泉さん、ありがとうございました!

----------------------------------

栄町温泉

〒660-0815

兵庫県尼崎市杭瀬北新町3丁目9−5

営業時間 15時〜23時半

定休日 土曜日

 

【神戸市】浜添湯

どうしてこうも、風呂屋っちうのはこんなにも、心を誘うのでしょうか。

風呂屋に浪漫あり。思わずそう呟きたくなるこの場所は・・・

f:id:sj141008:20210120210412j:image
f:id:sj141008:20210120192501j:image

「浜添湯」さんです。

苅藻駅から徒歩7分ほど。

f:id:sj141008:20210120193019j:image

塀にぐるりと施されたタイル装飾。いかにも風呂屋!て感じがして、胸アツです。少々年季が入っておりますが、これがイイのです。

f:id:sj141008:20210120193307j:image

f:id:sj141008:20210120193613j:image

こちら建物脇。レンガ造りです。
f:id:sj141008:20210120193610j:image

煙突が夕焼けに照らされています。

f:id:sj141008:20210120210539j:image

f:id:sj141008:20210120193916j:image

これまたレトロなバスクリン看板。

f:id:sj141008:20210120193944j:image

現在は薬湯はやっておりませんが、わざわざ撤去はしません。

f:id:sj141008:20210120194115j:image

屋号看板。もともとはどんな色だったのだろう。当時は銅色に輝いてたんじゃないかな、とか勝手に想像してしまいます。

f:id:sj141008:20210120194547j:image

では、そろそろお邪魔させて頂きます。

f:id:sj141008:20210120194829j:image
f:id:sj141008:20210120194841j:image

下駄箱。わずかに差し込む外の光になんだか胸がギュウとなる。
f:id:sj141008:20210120194838j:image
f:id:sj141008:20210120194833j:image
f:id:sj141008:20210120194845j:image

扉を開けると、郷愁感たっぷりの脱衣所と番台がお出迎え。

番台の真上には神棚。さらにその上を見上げると格天井が広がっております。番台には古いラジカセが置いてあって、静寂な空間の中で微かにラジオの声が流れています。なんて渋いんだ。

柱に設置された大きな振り子時計が、いつもよりゆったりと時を刻んでくれているよう。風呂に入る前から心がほぐれます。

浴室にもロマンが溢れています。かつて薬湯だったと思われる泡浴槽と石造りの主浴槽。ゆかには一面に石とレンガが敷き詰められている。その激渋さに胸がジーンとしてしまう。どっしりとした主浴槽にはアツアツの湯が沸いています。アツアツなのでゆっくりゆっくり浸かります。くぅ、やっぱり石風呂はこうでなくっちゃ。

主浴槽の縁には小さな大黒様の像が朗らかな笑みを浮かべています。

よくぞ、震災を耐え抜いてくれた・・・この空間に今でも出会えることに敬意を払いたい。

f:id:sj141008:20210120210718j:image
f:id:sj141008:20210120210722j:image
f:id:sj141008:20210120210704j:image
f:id:sj141008:20210120210714j:image
f:id:sj141008:20210120210709j:image

湯に浸かり、ロマンに浸る。

浜添湯さん、ありがとうございました!

 

------------------------

浜添湯

営業時間 15時〜22時

定休日 月曜

【神戸市】朝日温泉

 

朝っぱらから温泉なんて、そんな贅沢をしていいのでしょうか。冬の澄んだ朝に、やっぱり恋しくなってやって来たのが・・・

f:id:sj141008:20210102105822j:image
f:id:sj141008:20210115214007p:image

「朝日温泉」さんです。

源泉の掛け流しも楽しめる立体型銭湯です。
f:id:sj141008:20210102105829j:image

すぐそばをJR神戸線の電車が走ります。

もちろん、車窓からも朝日温泉さんがばっちり見えますよ!

f:id:sj141008:20210102105819j:image

こちらは建物裏。逆光で眩しいです。

f:id:sj141008:20210104152231j:image
f:id:sj141008:20210104152221j:image
f:id:sj141008:20210104152226j:image

ではでは入らずんば!

f:id:sj141008:20210108201855j:image
こちらは入り口です。

湯のれんの右側に天然温泉表示看板が設置されています。湯のれんの奥に階段があって、2階にフロントがあります。

券売機で入浴券を買って、脱衣所へ。

脱衣所はロッカーがズラリと並んでいてややコンパクト。脱衣所に登り階段があり、3階が浴室になっています。素っ裸で階段を上がりながらワクワクワク・・・

浴室のドアをくぐると・・・

源泉そのままの源泉浴槽。

加温した温泉浴槽と泡風呂。

有馬温泉と同じ泉質という鉄分豊富な黒泉。

などなどのバリエーション豊かな浴槽がお出迎え。心の中でガッツポーズ。

カランで身体を洗って早速温泉浴槽へ。

「うへへへ・・・」絶妙な湯加減にじぃーんわりと身と心がほぐれて、妙な笑みが溢れてしまう。極楽とはまさにこのこと。

朝から気軽に温泉を楽しめるこの場所と、朝から好きな場所にホイホイ行ける身軽さが愛しい。

f:id:sj141008:20210115211214j:image
f:id:sj141008:20210115211209j:image

束の間の贅沢だった。

でもまだ朝だから、1日はこれから。

風呂から始まる朝はやっぱりエエもんです。

朝日温泉さん、ありがとうございました!

-------------------------------------

朝日温泉

兵庫県神戸市兵庫区永沢町2-3-3

営業時間  7時半〜24時

定休日 水曜

【神戸市】水木湯

 

寒い。寒すぎる。

こんなに寒い冬は、久々じゃないでしょうか。

芯まで冷えた身体を、芯まで温めるべくこの日選んだ風呂屋は・・・

f:id:sj141008:20210110201845j:image

f:id:sj141008:20210110202146j:image
f:id:sj141008:20210110202141j:image

「水木湯」さんです。

現在はマンションになっておりますが、水木湯さんの左隣には昔「水木荘」というアパートが建っていたそう。そのアパートの所有者は、なんとあの水木しげる先生。まだ紙芝居作家だった時の話で、後にそのアパートの名前がペンネームである「水木しげる」の由来になったという。

風呂と話が逸れてしまいましたが・・・そんな大物漫画家さんも通ったという、昔からこの水木通りに存在する風呂屋、それが水木湯さんです。

f:id:sj141008:20210110203544j:image

長細〜い蛍光灯看板には・・・

f:id:sj141008:20210110203905j:image
f:id:sj141008:20210110203909j:image

関西色強めのワードです。

うぅ、それにしても寒い。凍えそうなので早速お邪魔させて頂こうと思います!

f:id:sj141008:20210111083237j:image

f:id:sj141008:20210111083304j:image

下駄箱。ツバメ錠です。

時刻は18時ごろ。ひっきりなしにお客さんが出入りしていました。

玄関のドアを潜ると、お喋り好きのマダムが番台からお出迎え。「今日寒いなー!」「いやー、寒い寒い!!」脱衣所ではそんな会話が飛び交っています。でも、皆さん顔つきが朗らか。もうすぐあつぅ〜い風呂にありつけるという安心感からでしょうか。私も、風呂に入る準備をしながらついつい顔がほころんでしまいます。

浴室はというと、壁の左右にカラン。奥にはヘルスバスとサウナ。そして真ん中には熱〜い湯が沸く主浴槽。私がこの日水木湯さんを訪れたのは、この主浴槽が目的です。

身体洗って、早速主浴槽へ。水木湯さんの主浴槽は、とにかくもう、めちゃくちゃ熱いんです。恐る恐る足をつけ、徐々に徐々に身体を沈めていきます。

うあー、アチャチャ、アチャチャー!!

身体が冷えてるので更に熱く感じます。肩まで浸かるとようやく一安心。

私に続いて常連さんもゆっくり浴槽に入ってきました、が、あまりの熱さに思わず口をあんぐりさせています。「よー沸いとうなー!!」

先ほどまで「寒い寒い」言ってたのに、今では「熱い熱い」言ってます。

「けど、気持ちえーなぁ。」「ですねぇ。」

あつぅ〜い湯船で、終始和やかな雰囲気が漂います。見ず知らずの人間と、同じ湯を共有すると不思議と心の距離も縮まります。これもまた、銭湯の魅力ですね。

f:id:sj141008:20210111183726j:image
f:id:sj141008:20210111183731j:image

今までも、これからも、この場所で。

あつぅ〜い湯を沸かして待ってくれている。

水木湯さん、これからもよろしくお願いします!

-----------------------------------

水木湯

〒652-0802 神戸市兵庫区水木通2-2-21

営業時間 7時〜10時  14時〜23時

定休日 日曜

 

【神戸市】あさぎり湯

 

神戸は坂道が多いです。

そのべらぼうにキツくて長い坂に

「たまらんな・・・。」

と毒付くこともあるけれど

ふと振り向いて遠くに海が見えたりしたその時は「たまらんな!」と思ってしまう。

やっぱり神戸が好きなのです。

そんな、思わず「たまらん!」と呟きたくなる場所に、湯を沸かす風呂屋があります。

f:id:sj141008:20201231162515j:image

f:id:sj141008:20201231162053j:image

「あさぎり湯」さんです。

f:id:sj141008:20210101083932j:image

赤い屋根に少し小ぶりな「ゆ」の看板。

日の当たり方も美しい風呂屋です。

f:id:sj141008:20201231163341j:image
f:id:sj141008:20201231164819p:image

あえて遠くの方から撮影。白い煙を吐く道。

f:id:sj141008:20201231164932j:image

f:id:sj141008:20210101084022j:image

f:id:sj141008:20210101083842j:image

もう寒いや。そろそろ入りましょう!
f:id:sj141008:20201231164911j:image

・・・お!!!

牛乳石鹸さんの湯のれん2021年バージョン!

こんなに早く実物を見られると思っていなかったので嬉しい。今年は浮世絵のデザインだそう。なんだか風呂欲をそそられます。

 

暖簾をくぐるとすぐにフロントで美人女将さんがお出迎え。料金を支払って履物を下駄箱に収めます。

フロントスペースには大きな机と椅子とテレビ。静かな空間にテレビでやっている漫才の声だけが響いています。夕暮れの日差しがたっぷりと降り注ぐこの場所は・・・なんというかお婆ちゃん家に来たかのような安心感があります。

女湯の脱衣所の暖簾をくぐると、「くぅ〜っ!」と言いたくなる素敵ポイントが。床全面に畳が敷かれています。湯上りの足に優しいですし、何より見た目も良い。

脱衣所自体は割とコンパクトですが、窮屈感は全く感じません。おそらく、脱衣所と浴室の間の壁が前面ガラス張りだからでしょう。

 

そして浴室。あさぎり湯さんは浴室も特徴的で、浴槽が埋め込み式になっております。

(通称は埋め込み式浴槽でいいんだろうか?)

 

カランや手すり以外に高さのあるものがほとんどないので、空間面積が広く見え、これまた開放感があります。

浴槽に身を沈めると、普段の生活よりも低い位置の目線になります。たったそれだけで、ちょっとした現実逃避を味わえる。

天井とステンドグラス風の窓から差し込む優しい自然光。そして、まるで地面から湯気が立っているかのような幻想的空間。

そんな淡い霞を眺めていると、その奥にルーベンスの絵が見えないこともないような気もしないような・・・

f:id:sj141008:20201231173343j:image
f:id:sj141008:20201231174057j:image

見た目も中身も美しい、お疲れ気味の心にそっと安らぎを与えてくれるような、そんな風呂屋です。

あさぎり湯さん、ありがとうございました!

------------------------------

あさぎり湯

神戸市長田区長屋町2-13-9

営業時間 14時〜23時

定休日 月曜