【京都市】錦生湯
見知らぬ土地で、不意に風呂屋の煙突を見かけるとキューンとして、嬉しくなってしまう。
ましてやそれが一人でいる時なら、居ても立っても居られなくなるわけでして。
こんな建物裏を見てしまうと、そりゃもう正面玄関も見ないわけにはいかないもんでして。
静かな通りを進むと現れたのが・・・
「錦生湯」さんです!
ラッキー、開いてる!!と思わずガッツポーズ。建ち並ぶ住宅の中にすんなりと溶け込んでいるこのミニ銭湯感が堪らん。
これから抹茶スイーツでも楽しもうと思っていたのですが・・・出会ったからには仕方ない。
予定を急遽変更で錦生湯さん、お邪魔します!
暖簾の先に現れたのは障子張りの引き戸が特徴の玄関。素朴で全体的にスッキリとした印象。
キングの錠。
障子扉の先には番台の脱衣場がお出迎え。
番台の先には金ピカの招き猫と大入額。
浴室扉の頭上に吊るされたチューリップ型の照明がレトロで可愛い。
桶と風呂椅子は脱衣場にあるので、忘れずにしっかりと持って浴室へ。
向かって右側はカラン、左側の壁に浴槽。
薬湯の香りが湯気と一緒にホワホワと漂っています。
身体を洗って浴槽へ。先ほど劇的に熱い風呂に出会ったばかりなので、おそるおそる・・・あ、大丈夫だ。
警戒心が解けたら一気に脱力モード。春の京都で風呂巡り、贅沢です。この日は二湯目でこの後も別の風呂屋に行く予定だったので少しだけ温まって出ました。名残惜しいですが、次の京都へ風呂巡りの時にでも訪れようと思います!
素朴でこじんまりとした、魅力満点の風呂屋でした。錦生湯さん、ありがとうございました!
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錦生湯
京都市中京区壬生坊城町8の20
営業時間 15時〜24時
定休日 日曜