【大阪市】日之出湯
この日は天王寺で用事があったため、朝風呂が楽しめる銭湯「日之出湯」さんに足を向けてみました。
大阪の西成区は銭湯天国にも関わらず、私にとっては未開の地でした。ちなみに西成といえば、「じゃりン子チエ」の舞台にもなった地区です!どんな風呂に出会えるのかワクワクワク・・・
地図アプリを起動させて、おっと思いました。
日之出湯さんの立地は日本最後の遊郭とも言われる「飛田新地」のすぐ目の前。
さらには国の登録有形文化財にも登録されている遊郭建築「鯛よし百番」さんから歩いて5分ほどの距離。
鯛よし百番・・・。
大正ロマン漂う豪華絢爛な建築遺産。
見たい。写真では何度も見たけれど
こんなに近くにあるのであれば是非ともリアルでお目にかかりたい・・・!!
けれど・・・。
そのためには飛田新地を横切らなければいけない。朝っぱらとはいえ、女性一人でこの場所をウロウロするのは多少抵抗が・・・
おおおお〜〜!!!
(行った。)
リアルの鯛よし百番さん、圧巻です。さすがです。
夜はここで食事ができます。鍋料理が有名のよう。一度は行きたいですねぇ切実に。
ちょろっと寄り道でした♪
さて、では日之出湯さんへ!
イカニモ風呂ガアリソウナ通リデショ♪
この通りに庭園風呂が売りの「おふろや和光」さんと、今回の目的地「日之出湯」さんがあります。
テクテクテクテク歩くと・・・
日之出湯さんです。
電光掲示板のおかげで遠くからでも「ここに風呂ありまっせ!」ということが分かります。
風呂暖簾は日之出湯さん専用のもの。
煙突がある路地。素敵です。
ではでは、お邪魔致します!
ぐるりと見渡すと、壁にjazz音楽のジャケットが貼られています。
脱衣所のドアをくぐると、まず目に飛び込んでくるのは大胆な鯉天井。
縁起物の鯉が、これでもか!というくらいに大量に描かれております。その数はなんと108匹!
こちらの天井画、まだ新しい作品で2017年に木村英輝さんが手掛けたもののようです。
↓木村英輝さんのオフィシャルサイトで日之出湯さんの鯉天井の全容がご覧いただけます!
番台式の脱衣所には、心地良いjazzミュージックが流れておりました。さては店主さん、なかなかのjazz好きか?
天井画にも圧倒されますが、壁にペタペタと貼られているビラの多さにも驚かされます。
「枇杷蒸しの効能」
「ドライヤーは同時に使わないでください」
「軟水とは」
「鯉天井画の制作過程」
「8月8日はパイン飴の日」
「探偵ナイトスクープに出演しました」
その他もろもろ・・・
なんて情報量が多い脱衣所だろう。
なかでも気になったのが
「お背中流しま〜す♪」のビラ。
なんでも、一回500円で背中を流して頂けるよう。「枇杷石鹸を使って、ぬか袋で仕上げます」と書いてある。
そんな、現代の三助さんのようなサービスがあるなんて・・・。すごいな日之出湯さん。
脱衣所をぐるりと見物して、いよいよ浴室へ。
こちらの銭湯、お湯やカラン、シャワー全てに軟水を使われているとのこと。
嬉しいな、お肌スベスベになっちゃうわん。
シャワーを捻った瞬間、足の指先に刺激が!
一年ぶりに履いたサンダルのせいで、豪快に靴擦れしていた。ひえー。
でも、軟水シャワーのおかげで、心持ち痛みがマシな気がする・・・!(本当に気だけかも)
浴槽も非常にバラエティ豊か。
主浴槽、ダイエットバス、伊香保の湯、高温バス、足湯、水風呂、水素風呂の露天風呂・・・
さらにはフィンランドサウナ、枇杷蒸し、高気圧酸素カプセル・・・
こりゃ何時間でもいられますよ!
とりあえず、主浴槽でまったり。
程よい熱湯で気持ちいい・・・。
しかしながら、この後予定が控えていた私は後ろ髪引かれる思いでしぶしぶと楽園を後にするのでした・・・涙
今度は是非ゆっくりさせていただきます。
早起きは三文の徳ですね。
休日の朝風呂、最高です。
日之出湯さん、ありがとうございました!
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日之出湯
営業時間 6:00~23:00
火曜のみ 11:00~23:00
定休日 月曜