ゆ〜こさんの風呂散歩

神戸在住の風呂好き女が行く、銭湯めぐりのまとめです。

【京都市】軍人湯

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藤森駅周辺には、もう一軒銭湯があります。

それがこちら

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「軍人湯」さんです。

 

勇ましいお名前の銭湯。

なんでも昔、この辺りは軍都だったようで。

病院や学校など、大きな施設がこの辺りには多いのですが、それらはかつて軍事施設の跡地だったそう。

 

そんな、当時の軍人さんが疲れを癒やしていたのが、この軍人湯といったところでしょうか。

町の歴史の名残りを感じさせます。

 

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京都のお風呂は玄関に男女別の暖簾が2枚かかっています。京都銭湯の特徴です。下駄箱スペースは男女共同でした。

写真には写っていませんが、玄関の横には小さな祠が祀られています。

 

脱衣所のロッカーも京都式!

奥深で、荷物を入れる籠がまるまる入るつくり。私は、この京都式のロッカーは使いやすくて大好きです。

 

夕方にも関わらず、お客さんがたくさんおられました。常連のお客さんがひっきりなしにやって来ます。

 

清潔で、使いやすそうな銭湯。

地元の方に愛されるのも納得です。

 

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軍人湯さん、お邪魔致しました!

 

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軍人湯

京都市伏見区深草極楽町775

営業時間 16時〜23時

定休日 水曜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【京都市】宝湯

京都の「宝湯」さんは、私にとってまさに憧れの風呂屋です。言うなれば、マドンナ的存在。

 

銭湯といえば、どこか無骨な男っぽいイメージを連想するのですが、宝湯さんは、なんだか女性的で品がある。そう、美しい銭湯なのです。

 

 

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降り立ったのは藤森駅

お京阪です。遠かったです。

ひとっ風呂450円の銭湯のために、私はその倍以上の交通費をはたいている。

 

そんなカオスな気持ちを胸に、テクテク歩きますよ!

 

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琵琶湖疏水

 

梅雨の晴れ間です。

貴重な休日の晴れを銭湯に捧げます。

これもそれも、憧れのマドンナに出会うため。

 

駅から徒歩でおよそ10分。

 

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・・・はっ!

 

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はわわっ。はわわっ・・・!

 

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そう。この電柱の角を曲がると・・・

 

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マドンナは突如として現れるのです!

なんてドラマチック!!!

 

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美しい・・・。

これが銭湯だと・・・?

 

宝湯さんは昭和初期に建てられた洋風建築の銭湯です。

関西には、こういった洋風のあつらえをした銭湯が今でも現存しているのです。

 

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屋号に宝湯さんの歴史を感じます。

 

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玄関は結構和風でした。素敵です。

床や壁に使用されているタイルが可愛らしい。

京都の銭湯て、こういう綺麗なタイルをふんだんに使っているところが多いんです。

 

もう、外観と玄関だけでも大満足ですが

銭湯の醍醐味、いざ脱衣所へ!

 

脱衣所の扉を開くと、そこは・・・

 

ローマ!!!!

 

ローマです。

ローマはローマでも、和製ローマ。

所々に和が混じっています。

 

白い壁に、白い天井。白い柱。

そしてロッカーは木製ロッカー!

 

こちらの脱衣所とロッカーは開業当時のままなのだそう。貴重な空間ですよ。

 

男女の脱衣所を仕切っている壁の向こうには、大きな招き猫が鎮座しています。

関西の銭湯では、この場所には神棚が飾られている場合が多いのですが、こちらは立派な招き猫でした。

 

あと、個人的にキュンときたのは

ヤマトさんのかなりレトロな体重計があったこと。めっちゃ渋くて、めっちゃかっこいい!

 

同じ型の写真はないかとネットで色々検索してみたのですが、うまくヒットしなかった・・。

写真撮りたかったな・・・。

 

 

宝湯さんには、もう一つ名物があります。

それは・・・

 

人間洗濯機!!

 

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そう。宝湯さんはあの「人間洗濯機」が現役で存在している超貴重な風呂屋なのです。

 

人間洗濯機とは・・・

湯がぐるぐると渦まいている丸い湯船です。

(説明下手くそか)

さくらももこさんの「もものかんづめ」でもチラッと紹介されています。

 

人間洗濯機とは、知る人ぞ知る謎湯船なのです。これが残っている銭湯が滅多になくてですね、私もお目にかかるのは今回が初めてだったのです。

 

もう、わっくわく。

実物を見れただけでもドッキドキ。

 

ちなみに、人生初の人間洗濯機の感想ですが・・・

 

なんじゃコリャ!?

て感じでした 笑

 

思ったより激しくはなかったけれど、流されそうにはなる感じ。その気になれば、流される。

 

これが・・・これが人間洗濯機なのか

 

そう思いながら永遠とぐるぐる回っていたら、隣の浴槽で寛いでいたご婦人に

 

「アンタ、ここの風呂初めて?」

 

と言われました。笑

あらやだ、私ってば。初めての人間洗濯機に思わず夢中になり過ぎたようです 笑

 

私にとっては憧れのマドンナも、地元の方にとっては日常の一部。ほんと、贅沢ですなぁ。

 

お湯はしっかりめの熱湯。

カランには風呂イスも用意されているのですが、床にべったりと座って体を洗うお客さんがほとんどです。

 

これは、京都の銭湯の特徴。

京都の古い銭湯では、風呂イスを使わずに床に直に座ってカランを使う風習が残っているそう。

京都らしい光景を見ることができて、身体も心もぽっかぽかになれました。

 

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最後に番台のお婆ちゃんに、京都のイントネーションで「おおきに〜」と言って頂けたのが、京都来た!て感じがして嬉しかった。

 

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ラッキー植松さんのポストカードもゲット。

 

宝湯さん。素敵でした。

こらからもずっと私のマドンナです。

 

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宝湯

京都府京都市伏見区深草大亀谷西久宝寺町18

営業時間 16時〜23時

定休日 金曜 第2.4土曜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【姫路市】白浜温泉

さて、次に降り立ったのは白浜の宮駅です。

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目的地は「白浜温泉」さんです。

この日、都湯さんからのハシゴ風呂になります。

せっかくの遠出なのでね、風呂一軒では終わらせないですよ〜!

 

駅からはテクテク歩いて10分ほど。

 

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おっ!立派な煙突!

私は目的地の風呂屋が近づくと、まずは煙突を探すのです。

レンガの壁も素敵です。

 

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じゃーん!

「しら♨︎はま」という屋号が可愛いです。

なんでも、店主の息子さんの手作りだそうですよ。

 

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2011年に廃業の危機を迎えるも、

常連さん、銭湯ファンの方々の熱いラブコールにお応えして今も営業を続けていらっしゃいます。

 

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玄関。季節の飾り付けがされていました。

 

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下駄箱の鍵。

見たことのない錠だったので、思わずパシャり。

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34番、新しいですね!

一方、他の鍵は年季を感じます。

色合いが深くて、角が取れているのが分かります。

 

さて、この先は秘密の花園です。

 

玄関の向こうは、番台式の脱衣所が広がっています。珍しいことに、番台の上の天井に冷蔵庫が備え付けられていました。

(天井から冷蔵庫、想像できますか?)

 

浴室に入るとまず目に入るのが

色鮮やかなアーガイル柄のタイル!

かなり特徴的です。この銭湯のシンボル的存在でしょうか。

 

カランは複数ありましたが、シャワーは2台。

シャワーをご所望でしたら、みんなで仲良く使いましょう!

 

お湯も、個人的には丁度いい温度。

長く浸かっていられそうです。ゆっくり温もれますね。

 

初めて来た知らない土地でこうしてのんびりと湯に浸かっていると、自分はもしかしたら今、すごく贅沢な時間を過ごしているのではないかと思えるんです。

 

家の風呂も気持ちいいけれど、どうしても時間が経つとぬるくなる。だから、最初が一番気持ちいい。

 

一方、銭湯は気持ちの良い温度がずっと保たれている。最初だけじゃなくて、最後まで気持ちいい。

 

そして、広くて開放感がある。

私は風呂屋が好きだ、としみじみ感じました。

 

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ちなみにこちらの白浜温泉さん、

物販が豊富なのも魅力です。

 

たくさんのオリジナル商品を出されています。

 

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まずはこちら!

浴室のアーガイル柄のタイルを模したクリアファイルです。

 

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そしてこちら!

白浜温泉手ぬぐい!!

 

屋号の「しら♨︎はま」です。

すごく可愛くないですか?♡

 

そしてそして、こちら!

 

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ラッキー植松さんのポストカード、白浜温泉バージョン!

 こちらのポストカード、何枚か種類があって、全てを集めると今はなき「美章園温泉」のイラストのポストカードが頂けるそう。

全てを集めるには、その分あちこちの銭湯に足を運ばなければ・・・

 

まだまだ道のりは遠いです。

 

この他にもTシャツやら、カバンやらが販売されていました。

いずれも数に限りがございますので、お買い求めはお早めにです!

 

白浜温泉さん、素敵な銭湯でした。

 

 

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白浜温泉

兵庫県姫路市白浜町甲840-10

営業時間 16時半〜20時半

定休日 水曜 日曜

 

 

 

 

 

 

 

 

【相生市】都湯

銭湯ブログ 第1弾は、西相生駅にあります
『都湯』さんです。
創業100年以上の、歴史ある銭湯。

そして、相生市に現存する唯一の銭湯。

 

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ずっと行ってみたかったけれど

相生市というその遠さから

思わず足が遠のいていた 都湯さんへ

 

いざ!

 

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銅像にもマスクが。

 

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ヨットパーク。

相生市は牡蠣で有名な場所です。

 

神戸から西相生駅は遠いけれど
西相生駅から都湯さんも遠い。
遠いよ。徒歩で30分から40分ほど。

けれど、知らない土地を歩くのはとても好き。

 

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しばらく歩くと、ノスタルジーな景色が。

 

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こりゃ、いつ創業100年の銭湯が現れても

おかしくありませんぞ。わくわく。

 

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むむむ!

あれは・・・

 

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・・・・キュン♡

 

都湯さんです!

あの憧れの都湯さんですよ!

 

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看板の色の劣化が

郷愁心をくすぐります。

 

都湯さんは2019年に廃業も検討されていたようなのですがファンからの惜しむ声が相次ぎ、さらにSNSでの熱い呼びかけに市外からのお客様も増えたことから、営業の継続を決められたそうです。

私も、その熱い呼びかけに引き寄せられた人間の一人です。

 

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玄関です。

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男湯側の下駄箱は水色

女湯側の下駄箱は赤色。

 

さて、ここから先は秘密の花園です。

残念ながらお写真はありませんが

ゆ〜この拙いレポートでお楽しみください。

 

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フロントは番台式。

おばあちゃんと、まだ小さなお孫さんがおられました。おばあちゃん家が銭湯・・・めっちゃ憧れるシチュエーションですね。

優しい時間が流れています。

 

時刻は夕方。地元のお客様の姿もちらほら。

 

ロッカーは、木造。

木造ロッカーは銭湯ファンとしてはキュンポイント高めです。

 

そして浴室ですが、すごく綺麗でした。

シャワーはお水です。

※しばらく出しっ放しにしているとお湯も出るそうですが、水が勿体ないのでシャワーは諦めました。

 

そして、肝心のお湯!

都湯さんは創業以来ずっと井戸水を使用されているそうです。

割とアチチのお湯です。気持ちいい。

 

そして、湯上りもなかなか汗が引かない!

銭湯で流す汗は気持ち良いですね。

 

湯上りポカポカで、またあの長閑な町並みを歩いて帰りました。

 

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大正時代から続く銭湯に、令和の時代になっても出会えることに心から感謝したいです。

 

兵庫県最西端の銭湯

都湯さん、たいへん素晴らしい銭湯でした。

 

(追記)

2021.10に再訪致しましたので、写真を追加します。大量アップです!

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身体に染み入る、いつまでもポカポカしていられる最高のお湯でした。

帰り際、玄関で靴を履いていたら番台の小窓から奥様からチョコレートを差し出してくださいました。

「気をつけてね。」

「おやすみなさい。」

優しい心遣いに心までポカポカしちゃいますね。

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雲ひとつない夕焼け空。

あの空の向こうで、また新しい明日が始まろうとしているんだなぁと。

銭湯あがりに秋の風。

妙にセンチメンタルになるのは何故だろう。

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都湯

〒678-0041

兵庫県相生市相生3丁目6−19

営業時間 16時半〜20時

定休日 月曜 木曜

 

 

はじめましてのごあいさつ

はじめまして、ゆ〜こです。

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趣味はひとり旅と銭湯です。

知らない土地を見て歩くのが大好きで

旅行は国内、海外どちらも好きです。

 

ただ、今年は新型インフルエンザの影響もあり、海外への渡航はしばらく断念せざるを得ません。

 

年に一度の海外旅行を楽しみにしている

私にはなかなか辛い状況ではありますが

 

けれども、くよくよしていられません!

 

身近には、海外にも負けないくらいに

素晴らしいものが溢れているはずです!

 

、というわけで

今年は大好きな銭湯を極めようと思います。

 

 

これまでも陰ながら一人で銭湯めぐりを行なっていて、神戸の銭湯は全制覇しました。

 

けれども、今までは「記録に残す」ということをしてこなかったので

 

これを機に記録に残しながらの銭湯めぐりを楽しんでいこうと思います。

 

気ままな銭湯めぐりですので

 

気ままにお付き合い頂ければ幸いです。

 

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なにとぞ、なにとぞ・・・