【明石市】大福湯
あれ?寒。
ドアを開けた瞬間に吹き込んできた風に身震いして、またドアを閉めてしまいました。
冬到来ですかね。今年初のコートです。
コート着て行くとロッカーがいっぱいいっぱいになっちゃうんだよなーと思いながらこの日やって来たのは・・・
「大福湯」さんです。
西新町から歩いて10分ほど。ブルーのテント屋根が印象的な町のお風呂やさんです。
歩いて向かっている時、遠くからこの湯のれんが見えて思わずニヤリとしてしまいました。
牛乳石鹸湯のれん98年バージョン。
そんなにしょっちゅう見かける湯のれんではないのですが、最近遭遇率高めです。
こちらは建物裏です。
浴室の楽しげな声がこちらまで聞こえてきます。
では、いざ!
玄関。入って真正面に傘入れ。傘入れで見えなくなっていますが、後ろの壁にはタイル絵らしきものが一部見え隠れしております。
女湯側のドアは「女」の文字が消えちゃってますね。
下駄箱。
おしどり錠。
脱衣所は番台式。下駄箱の数からも想像できますが、全体的にコンパクトめのミニ銭湯です。
浴室のドアの方を覗いてみると、湯気で中の様子が全く見えない。
これは・・・期待度が上がります。
カバンとコートとマフラーをロッカーにぎゅうぎゅうに詰めて、強引に鍵を閉めます。
さてさて、お待ちかねの浴室へ!
おぉ〜!!
浴室はというと、これぞ銭湯!て感じ。
真ん中に大きな四角い主浴槽。
奥の壁には左右にこれまた四角い浴槽が2つ。
それぞれ薬湯と水風呂。
床と浴槽はピンクと白の四角いタイル。
浴槽もタイルも、み〜んな四角。
静かな空間にモクモクと湯気が立ち込めています。あぁ、なんて素敵空間。
カランは左右の壁に取り付けられており、最初向かって左側のカランを使おうとしたのですが、一向にお湯が出ない。
「そっち冷たいやろー?こっちこっちー!」
常連さんに手招きされて、右側のカランに移動。お、こっちはあったかい♪
無事にあったかいシャワーで身体を洗えて、いざ入湯。湯に浸かった瞬間、脱力。
ちょーどいーお湯やー・・・。
個人的に、ジャストな温度です。
モクモクモクモク、湯気に包まれながらウットリと身を沈めます。休日の夕方にふさわしい、優雅で贅沢な時間。
この風呂、近所に欲しい。
風呂も最高でしたが、常連さんもめっちゃいい感じでした。
常連さん①「アンター!なんやそのお腹!」
常連さん②「妊娠しとうみたいになっとうやんか!」
常連さん③「さっき食べ過ぎたんや。」
常連さん①「何食べたんや?」
常連さん③「鍋焼きと寿司。」
常連さん①「食べ過ぎや!」
常連さん②「80歳が食べる量ちゃうで!」
常連さん③「せやけど食べれてしまうんや。みんな私が食べようとこ見てビックリしてたわ。」
常連さん①「ビックリしてたやあらへん、ちょっとは恥ずかしがれ!」
常連さん③「ええやん、食べられるうちに好きなだけ食べさせてーな。」
常連さん②「夜は少なめにしときや。」
常連さん③「夜もしっかり食べるで!夜中お腹空いたら寝れんからな!!」
常連さん①②「どうしようもないな〜。」
なんか、女子高生みたいな会話!
私、その会話を聞きながら横でケラケラ笑ってました。私が笑ってるところを見て、常連さん達もケラケラケラケラ笑ってました。
寒さなんて、なんのその!
心も身体もすっかりポカポカになれました。
明石の風呂って、どこもかしこ本当に素晴らしいな・・・。
大福湯さん、ありがとうございました!
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大福湯
〒673-0022
営業時間 14時半〜22時
定休日 金曜