ゆ〜こさんの風呂散歩

神戸在住の風呂好き女が行く、銭湯めぐりのまとめです。

【明石市】大福湯

 

あれ?寒。

 

ドアを開けた瞬間に吹き込んできた風に身震いして、またドアを閉めてしまいました。

冬到来ですかね。今年初のコートです。

コート着て行くとロッカーがいっぱいいっぱいになっちゃうんだよなーと思いながらこの日やって来たのは・・・

f:id:sj141008:20201212165635j:image

f:id:sj141008:20201212190325j:image

「大福湯」さんです。

西新町から歩いて10分ほど。ブルーのテント屋根が印象的な町のお風呂やさんです。

f:id:sj141008:20201212165703j:image
f:id:sj141008:20201212173532j:image

歩いて向かっている時、遠くからこの湯のれんが見えて思わずニヤリとしてしまいました。

牛乳石鹸湯のれん98年バージョン。

そんなにしょっちゅう見かける湯のれんではないのですが、最近遭遇率高めです。

f:id:sj141008:20201212173312j:image

こちらは建物裏です。

浴室の楽しげな声がこちらまで聞こえてきます。

f:id:sj141008:20201212180540j:image

f:id:sj141008:20201212173558j:image
f:id:sj141008:20201212173602j:image

では、いざ!

f:id:sj141008:20201212173730j:image

玄関。入って真正面に傘入れ。傘入れで見えなくなっていますが、後ろの壁にはタイル絵らしきものが一部見え隠れしております。

女湯側のドアは「女」の文字が消えちゃってますね。

f:id:sj141008:20201212174133j:image

f:id:sj141008:20201212173922j:image
f:id:sj141008:20201212173919j:image
f:id:sj141008:20201212173911j:image
f:id:sj141008:20201212173915j:image

下駄箱。

f:id:sj141008:20201212174130j:image
おしどり錠。

脱衣所は番台式。下駄箱の数からも想像できますが、全体的にコンパクトめのミニ銭湯です。

浴室のドアの方を覗いてみると、湯気で中の様子が全く見えない。

これは・・・期待度が上がります。

カバンとコートとマフラーをロッカーにぎゅうぎゅうに詰めて、強引に鍵を閉めます。

さてさて、お待ちかねの浴室へ!

 

おぉ〜!!

 

浴室はというと、これぞ銭湯!て感じ。

真ん中に大きな四角い主浴槽。

奥の壁には左右にこれまた四角い浴槽が2つ。

それぞれ薬湯と水風呂。

床と浴槽はピンクと白の四角いタイル。

浴槽もタイルも、み〜んな四角。

静かな空間にモクモクと湯気が立ち込めています。あぁ、なんて素敵空間。

 

カランは左右の壁に取り付けられており、最初向かって左側のカランを使おうとしたのですが、一向にお湯が出ない。

「そっち冷たいやろー?こっちこっちー!」

常連さんに手招きされて、右側のカランに移動。お、こっちはあったかい♪

無事にあったかいシャワーで身体を洗えて、いざ入湯。湯に浸かった瞬間、脱力。

ちょーどいーお湯やー・・・。

個人的に、ジャストな温度です。

モクモクモクモク、湯気に包まれながらウットリと身を沈めます。休日の夕方にふさわしい、優雅で贅沢な時間。

この風呂、近所に欲しい。

風呂も最高でしたが、常連さんもめっちゃいい感じでした。

常連さん①「アンター!なんやそのお腹!」

常連さん②「妊娠しとうみたいになっとうやんか!」

常連さん③「さっき食べ過ぎたんや。」

常連さん①「何食べたんや?」

常連さん③「鍋焼きと寿司。」

常連さん①「食べ過ぎや!」

常連さん②「80歳が食べる量ちゃうで!」

常連さん③「せやけど食べれてしまうんや。みんな私が食べようとこ見てビックリしてたわ。」

常連さん①「ビックリしてたやあらへん、ちょっとは恥ずかしがれ!」

常連さん③「ええやん、食べられるうちに好きなだけ食べさせてーな。」

常連さん②「夜は少なめにしときや。」

常連さん③「夜もしっかり食べるで!夜中お腹空いたら寝れんからな!!」

常連さん①②「どうしようもないな〜。」

なんか、女子高生みたいな会話!

私、その会話を聞きながら横でケラケラ笑ってました。私が笑ってるところを見て、常連さん達もケラケラケラケラ笑ってました。

f:id:sj141008:20201212175612j:image
f:id:sj141008:20201212175606j:image
f:id:sj141008:20201212175558j:image
寒さなんて、なんのその!

心も身体もすっかりポカポカになれました。

明石の風呂って、どこもかしこ本当に素晴らしいな・・・。

大福湯さん、ありがとうございました!

-------------------------------------

大福湯

〒673-0022

兵庫県明石市王子2丁目20−21

営業時間 14時半〜22時

定休日 金曜