【神戸市】ふじ温泉
身が軽いです。
仕事で、半年間のしかかっていた案件をようやく片付けることができて、肩の荷がふぅと降りました。今週はよく働いた・・・。
今日の風呂は格別だぞ。さてー、どこに行こうかなぁ・・と思い巡らせ、浮かんだのがこちら。
「ふじ温泉」さんです。
青い空に青い外壁。ちょっと年季が入ったみどりのネオン屋号。年代物の湯のれん。やっぱり落ち着きます、この佇まい。
建物横には沢山の薪材。
阪急線の線路と踏切の目の前です。
阪急電車の神戸線に乗ると、この光景が車窓から見えるんです。大学時代は阪急ユーザーだったのでほぼ毎日この薪の山を見ていました。そのせいもあって、当時はふじ温泉さんにたいへんお世話になっていました。
私にとっては、青春時代の懐かしい、思わず「ただいま。」と言いたくなる風呂屋です。
では、お邪魔しましょうか。
/うぇるかむ〜\ /まいど〜\
可愛い湯のれん。牛乳石鹸さんのもので1998年夏仕様です。
下駄箱。
傘箱。
鶴亀錠。
玄関のドアをくぐるとラドン発生装置がお出迎えしてくれます。入浴料は今でも380円。※2020年11月現在。
450円が当たり前になってきているので、申し訳ないくらいに安く感じてしまう。フロントで代金を支払ったら脱衣所へ。ゆったり広々です。
お昼前という微妙な時間に訪問したためか、人の数は思ったより少なめ。こりゃ、今回はふじ温泉さん名物の炭酸泉をゆっくり楽しめそうです。
浴室の戸を開けると、やっぱり目に入るのがみんな大好き炭酸泉。銭湯で炭酸風呂が楽しめるなんてお得だなぁと思う。
せっせと身体を洗って、炭酸泉の浴槽にチャポン。他の浴槽に比べると、ちと緩いけれどジワジワ温まるこの感覚、たまらなく癒されます。
ジワジワジワジワと湯船に浸かりながら、ふと学生時代のことを思い出していました。
あの頃は・・時間はたくさんあったのに、自由に使えるお金があまりなかった。
なので、風呂散歩も通学定期券で行ける範囲の場所を探してました。銭湯に興味を持ち始めたばかりで、どこに行っても新しくて、すごくウキウキワクワクしてたな・・。
今はお金なんてあまり気にせず、遠くの風呂へも自由に行けるようになった。あの時に感じてたウキウキワクワクな気持ちは今も変わらず。
だけど、神戸の銭湯に関しては心が躍るような感覚はもうない。どちらかというと、ホッとするような感じがする。
色んな銭湯に行くけれど、やっぱり神戸で入る風呂は落ち着くなぁ・・・と、神戸銭湯の有り難みをしみじみと感じました。
愛しい日々の懐かしい景色。
ふじ温泉さんの青は青春の色です。
ふじ温泉さん、ありがとうございました!
(追記)
2020年12月に再訪致しました。
2週連続のふじ温泉さんです。この日はちょっと遅めの訪問です。時間が異なればまた風呂屋の表情も違ってみえます。
これは・・・私が一番好きな風呂のれんです♡
牛乳石鹸さんの1999年冬季バージョン、かわゆいです。
一日の終わりに一風呂。明日も頑張ろう。
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ふじ温泉
兵庫県神戸市灘区篠原南町1-6-17
営業時間 10時半〜23時半
定休日 金曜 祝日の場合は営業