【京都市】新地湯
中諸島駅。
坂本龍馬激推しの地である。
この駅から徒歩圏内に、坂本龍馬が襲われた「寺田屋事件」で有名なあの寺田屋旅館があります。
坂本龍馬ゆかりの地として、龍馬ファンや幕末マニアの方々がさぞや数多く訪れるのでしょう。
・・・・けれどね、
中諸島はね、銭湯マニアにとっても憧れの地なのです。
そう。中諸島にはね
「新地湯」さんがあるから!!!!
(しかも駅から徒歩数分!!)
そんな銭湯マニアから羨望の眼差しを受けている新地湯さんが、こちら!
目に飛び込んできた瞬間、鳥肌が立ちました。
圧倒的な存在感。この一画だけ時が止まっているかのよう。美しいです。
見事なまでの和洋折衷な建造物。
当時の人々は、この建物をどういう風に見ていたのだろう。
その65年後、1931年に新地湯さんはこの場所に建てられました。
入り口からすでに、男女で別れています。
これもまた、京都式です。
格子の扉。
扉の向こうには番台式の脱衣所が広がっています。こちらにも、神棚の代わりに招き猫が鎮座しておりました。円柱の柱が印象的です。
浴室に入ろうとした時に、番台の方に
「桶持って行ってね〜」と言われました。
見てみると、浴室の扉の横に桶が並んでいます。脱衣所に桶を置いてあるパターンのお風呂です。
確か、昔お邪魔した京都の桜湯さんも同様でした。京都にはよく見られる形式なのだろうか。
ちなみに風呂イスはなく、京都銭湯ならではのベタ座り式。タイルの滑らかさが気持ちいい。
肝心のお湯はというと、これまたなかなかの熱湯。ガツンと身体を温めてくれる。
熱湯に浸かりながら、ボンヤリと考えた。
憧れの銭湯に辿り着いた時のあの感動は、大好きな有名人に出会った時の感動と似ているのかもしれないと。
有名人に会ったことはないけれど
でも、きっとこんな気持ちになるんだろうな。
大人になっても、こんなに感動できることがまだまだあるんだな・・・。
銭湯て、素晴らしいな・・・。
こんな歴史ある銭湯に、日常的に通える常連さんが羨ましい。
新地湯さん、感動をありがとうございました。
ラッキー植松さんのポストカードも。
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新地湯
〒612-8228
営業時間 16時〜23時
定休日 月曜